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2010年 12月 19日
たっぷり寝て、太陽がまぶしくて起きる。
テーブルの上に、やりかけた手芸、布に針がささったまんまでおいてある。 昨日、眠たくてそのままにしておいてあったんだと思って、 いそいそと続きを続けていく。 朝食のパンはこげた。 真っ黒。 テレビもつけずにひたすら手芸に没頭。 ふと思い立って、ブログ更新してみる。 何だか、意味を明確にしたくなくて、英語で書いてみる。 この布のユニコーン柄は一目惚れ。 自分の書いた英文ブログを、エキサイトの翻訳ページで翻訳してみる。 だいたい言いたいことはわかるだろう。 翻訳機能のおかしな日本語は愉快。 先日の浅いお友達との会話。 「どうして次の日には熟れすぎて腐ってしまうリンゴが目の前にあったのにあの時食べなかったの?お腹がすいてると言ってたのに。」 と聞かれて、 「手芸に夢中だから、リンゴを洗って、包丁握って、もしかしたら手を切るかもしれないと一縷の不安や緊張をしながら皮を剥いてお皿に並べる時間があるなら、私は手芸がしたかった。」 とっさに出たのは、当たり障りのない回答。 「ふーん、そうだったんだ。」 と、会話は終わった。 本当の理由は違う。 手芸に夢中だった訳じゃない。 リンゴの甘酸っぱくてさわやかな味も、 さくさくっと爽快な食感も魅力的だと頭ではわかる。 けれども、欲望や衝動が突き抜ける程、リンゴが食べたくはなかったのだ。 手芸を続けながら、 15時頃、 この会話をしたお友達に本当の理由を知らせたいと思った。 16時頃、 あの時とっさに口から出た答えは、最も適当だった。そのままでいいと思う。 と、同時に公園に行こうと思う。 近所の広い公園。 子供たちの声が遠くでする。 日は傾いている。 芝生に転がって、 文庫本の最初の1ページにある”タージマハル”を夕日に染めてみる。 本は読む気がしない。 持って来てみたものの。 西の空は情熱的なオレンジ。 東の空は抜けるようにクールなブルー。 同じ時、同じ空なのに。 こんな何でもない1日が、どんな日よりもいいものだ。
by happy-sad81
| 2010-12-19 01:28
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